軽症うつ病とは


簡単に説明すると健康な状態と本来のうつ病との中間、一般的なうつ病の症状よりも軽い症状のものになっています。現代社会においてのうつ病といえば、この軽症うつ病と考えてもらってもかまいません。
その症状は「なんとなく虚しい感じがする」「なんとなく不安になる」「仕事がおっくうだ」など気分が落ち込んだ状態が長く続き、また気力ややる気の低下などを招きます。

しかし多くの場合は頭痛や腰痛や肩こりといった身体症状が多くみられ、なかにはそんな症状が続いて通常のうつ病に移行する場合もあります。
この軽症うつ病はここ十数年で急増しています。それと「軽症」という字がついているからといって安心しないで下さい。
重症のうつ病に至ると自殺する体力や気力もなくなりますが、この軽症うつ病の場合は体力も気力も残っているために自殺するケースも少なくないのです。

軽症うつ病は早期発見と正しい治療で簡単に回復するものですから、必要以上に心配することもありません。
そのためにも、なるべく自分の体の異変や気分の変化に気づき、できるだけ早く専門医の治療を受けることが大切です。

仮面うつ病とは

ちょっと変わった名前がついている仮面うつ病、雑誌やテレビなどで耳にしたことがある方もいらっしゃるのでは。
仮面うつ病とは精神症状よりも睡眠障害や食欲不振、腰痛や肩こりなどの身体症状の方が強く出てくるうつ病のことを言います。
うつ病は本来精神症状が目立ちますが、それが身体症状という仮面に隠れてしまったことからこの名前がつきました。
あまり細かく説明していくと頭が混乱してくるので、基本的には仮面うつ病は軽症うつ病と同じと考えてもらってけっこうです。

この仮面うつ病で最も注意が必要なのは、不眠や頭痛などの身体症状に気をとられて、その後ろにあるうつ病を見逃してしまうケースが多いということ。
患者さんは身体症状ばかり訴えて、自分がうつ病であることなど気づくことはまずありません。
治療の際も、その症状から内科や整形外科などを訪れることになり、当然ながら異常は見当たることはないでしょう。
強い腹痛や食欲不振を訴えて、X線検査を行っても当然に異常は見当たりません。
現状は更年期障害や自律神経失調症などの診断を受け、いわゆる不適切な治療を余儀なくされている人も少なくなく、中には異常なしとの診断を受ける人もいるようです。
ですから症状が回復せず続くようであれば、1度神経科や精神科での診断を行うようにしてください。