うつ病の精神症状
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うつ状態の症状は、精神症状と身体症状に分けられ、さらに精神症状の中から「感情」「意欲」「思考」の3つに分けられています。 −感情面− この中心的な症状として抑うつ気分があり、イライラ感・不安感・ゆううつ感・悲観・絶望などが主な症状で、ときには死にたいと思うこともあります。 例えば部活で年下に実力的に劣ってしまったとき、「自分は才能がないんだろうか」「同級生も自分を笑っているんだろうな」など自分を追い詰めてしまいます。 こうなると気分が落ち込んで笑顔が消えて、いてもたってもいられない不安感に襲われることになります。 つまり感情の乱れということですが、あらゆる感情が後ろ向きになってしまい、明るさなどは少しもありません。 他人からすれば「そんなことぐらいで」と思うことでも、本人は大変に悩んで苦しんでしまうのです。 −意欲面− 一言で言うと、やる気が出ない状態。すべてに対して無気力になり決断力や行動力が低下して、なにをするのにも意欲が湧かないなど中心症状になります。 「何かしようとしても手が出ない」「何かしようとも思わない」「人と話すのがめんどう」などの訴えがあります。 普通の状態であれば積極的になれるはずの行為が抑制されてしまい、そしてその症状が悪化すると混迷状態になる場合もあり、このときには自殺につながるケースもあるので注意が必要です。 −思考面− 中心症状として判断力の低下・決断力の低下・記憶力の低下・また物事に対する興味の低下などがあげられます。 人が何かを決断するときには自分自身の決断や自身、またじっくりと考える力が必要になってきます。 ですが、うつ病の人は自分の考えや行動に自信がなくなり、そして決断力・集中力・判断力が鈍りなどの思考面が低下してしまいます。 周りの人が「この人うつ病だ」と気づいたら、まず適切な治療を受けさせて、あまり当人に対して無理な決断を迫ったり追い詰めたりしないよう注意が必要です。 |
うつ病の身体症状
| うつ病には気分の沈みなどといった精神症状だけでなく、もしかすると身体症状の方が大きいかもしれません。 どんな身体症状があるのかというと、頭痛・めまい・味覚異常・睡眠障害・食道異常・首と肩のこり・関節痛・筋肉痛・手足のしびれ・食欲不振・腹痛など多くの症状があります。 なかでも睡眠障害は、うつ病の人に必ずといっていいほど現れる症状です。 睡眠障害とはいわゆる眠れないという不眠のことですが、寝つきが悪くなる「入眠障害」、夜中に何回も目が覚める「中途覚醒」、眠りが浅くなる「熟睡障害」、早朝に目が覚めてそのまま眠れなくなる「早朝覚醒」、どんなに寝ても寝た気がしない「過眠」、の5つに分けられます。 その中でもうつ病に特に多く見られるのが「熟睡障害」と「早朝覚醒」です。 目覚めは特に気分が落ち込んで、色々と考えると1日の始まりが嫌になり、「もう人生なんかどうでもいい」という思いに襲われます。 また早朝に目が覚めると自殺を図るケースが多いというデータもあり、これらを予防するためにも睡眠障害の治療はとても大切になってきます。 もちろん睡眠障害だけを予防すれば良いのではなく、他の症状も油断してはいけません。 うつ病は上記の症状が複数で起こることが多いのです。一見うつ病とは関係なさそうな症状もありますが、それらの症状を見落とさないよう気をつけましょう。 |