うつ病は心の病
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うつ病は心の病気の1つだと考えられます。 「心が病気になるの??」と疑問を持つ方もいらっしゃるでしょうが、心も体の1部と思ってください、私たちの心も病気にかかるのです。 しかしこのうつ病とはけっして珍しい病気ではなく、世界の約5%がうつ病にかかっていると推定されています。これは日本の人口でいうと約500万人以上がうつ病患者であるという計算。 つまりここで分かっていただきたいのが、うつ病は風邪などのように特別な病気ではないということです。 また年々その患者数は増加の傾向にあり、その背景には社会全体の環境の変化に関係していると考えられます。 インターネットやパソコン・携帯の高度情報化や多様化、私を含めて多くの人がその便利さを手に入れました。 ですが一方では新しい生活や社会、また人間の価値観の変化などのストレスにさらされる人も多くなり、それが心のトラブルを引き起こしたとも考えられます。 |
うつ病とはこんな病気
| 誰でも経験があることで、例えば試合で負けたとき、受験に失敗したとき、そんなとき何をやっても上手くいかないような気がして気分が落ち込んだりスランプに陥った。 恋人にふられた、友達と喧嘩した・・・そんなときは何もする気が起こらなくなります。 そんな症状が出ても、普通は時間が経てば気分が良くなったり元気になったり、また新しい刺激を受けたりなどで落ち込む状態が長く続くことはほとんどありません。 ところが気持ちを取り戻せない・・・元気がない・・・そんな状態が回復しないときがあり、それがうつ病と言われる病気です。一言で説明すると気持ちが沈みっぱなしの状態。 うつ病を言葉で表現すると、「劣等感」「虚しい」「寂しい」「不安感」「つまらない」「めんどう」など、何かしら元気のない言葉ばかりが並んでしまいます。 精神医学ではこのような気分の落ち込んだ状態を「抑うつ状態」と呼ばれています。 そんな気持ちが状態が続いてしまうと、「私は何の為に生きているのか」「私は誰にも必要とされてないんじゃないか」などと考え始めます。 その結果、体を動かしたり何かをするという意欲さえなくなり、感情面・行動面どちらにも障害が出てしまいます。 つまりうつ病とは、気分が沈んだまま何をする意欲も湧かず、それによって体を動かすなどの行動力をも低下させる病気と言えるでしょう。 |
うつ病の種類
| うつ病とは気分が沈みっぱなしの状態であると説明しました。 このうつ病の症状は、その病因によって「内因性うつ病」「心因性うつ病」「身体因性うつ病」3つのタイプに分けることができ、これはスイスの精神科医のキーホルツの分類方法です。 −内因性うつ病− 内因性うつ病には、うつ状態だけを繰り返す「単相性」と燥状態とうつ状態を繰り返す「二相性」とがあります。 遺伝や体質など、体の内部的な要素が関係していると考えられていますが、今も原因がはっきりしていないために内因性という言葉を使っています。 ですが最近の研究で、これは神経伝達物質が上手く作用せず、脳内の情報伝達が停滞していると分かってきました。 なのでこの内因性うつ病の治療には、神経伝達物質をスムーズに働かせる抑うつ剤が最も効果的となっています。 −心因性うつ病− 心因性うつ病は、何らかの精神的ショックや心理的葛藤が原因でうつ状態になるものです。 例えば友人が事故で亡くなったり(縁起の悪い事いってすいません)、自分が仕事で大失敗をしたり・・・、こんなときに起こるのが心因性です。 この心因性うつ病は、内因性うつ病と症状が似ているため区別がつきにくいものになっています。 −身体因性うつ病− 身体因性うつ病とは、服用した薬の影響や身体的な病気の影響で起こるものです。 例えば糖尿病や甲状腺の病気によるホルモンの異常、動脈硬化や脳腫瘍などによってうつ状態になることもあり、さらに脳卒中の発作後にはうつ状態になる可能性が高くなるというデータもあります。 また血圧を下げる降圧剤や、インターフェロンやステロイドといった薬の副作用も抑うつ状態を引き起こすことも分かりました。 ですがこの心因性うつ病は、うつ病から除外されるようになってきました。 他の2タイプとは違って、原因が薬物の副作用であったり身体的疾患であるため、それらを治療すれば改善されるようになるからです。 関単に説明すると心因性うつ病は、薬物や疾患によって起こってしまったうつ病なのです。 |
